ハンセン病元患者の宿泊を拒否

 asahi.com
 http://www.asahi.com/national/update/1118/021.html
 毎日新聞
 http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031118k0000e040060002c.html

 「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」では熊本県の主催するハンセン病の元患者らを地元に招待する事業において、「他の客の迷惑になる」と宿泊を拒否し、関係者の再三にわたる感染の危険性はないとの説明にも応じなかったとのこと。

 いいとか悪いとか、正しいとか正しくないとか、そんなことをいったとしても、差別というものは決してなくならぬものであると思っています。偏見であるとか誤解を元にホテルの担当者が、ついついそういう対応をしてしまったとうことであれば、それが誤りであるということ、批判されるべきであるという事実を声高につきつけるということは自分にはできません。

 しかしながら報道によれば、今回の場合、問題が露見した上でも、かたくなに「ホテルのイメージダウンにつながる」との見解が守られており、さらにホテルを経営する「アイスター」としても「社の方針」であるとしてホテルの方針を支持しているというのです。

 今回の宿泊拒否の方針が守られることにより、少なくともわたしのような報道に語られることのみを知る立場のものにはかえって「ホテルおよび親会社のイメージダウン」となると思います。ここには何かもっと報道には語られない何かがあるのかもしれません。あまりにも不自然に感じられます。続報を待ちたいと思います。